Restaurant
Photo:Kanta Ushio
えれんな
えれんなごっそ restaurant
| Interior | Furniture | Sign |
小田原の蒲鉾店である「鈴廣」の「かまぼこの里」内にあったビアレストランのリノベーションである。
初めて訪れた際に体験した大きな切り妻屋根の特大ワンルーム空間は、年月が経ち程よい風合いとなった素材感を持ち、手を加える事が良いと感じない程の美しい空間であった。
その為、既存空間要素をどこまで残し、新しいブッフェレストランへ変身させていくのかが課題となった。
レストランの場所が良質な食材をすぐに提供出来る環境である事や、ブッフェレストランの様々な食材が同居するイメージなどから、テーマを「市場」とし、
テーマに基づいたインテリアの構成を目指すと共に、既存空間を生かしつつ効果が得られる様、家具を置く感覚で壁や什器を配置し構成した空間提案とした。
インテリア内部に立つ新しい壁面は、切り妻形状を継承しつつ色、素材等を既存空間とはまったく異なる物とする事で、ワンルームであった大空間に
「外」と「内」の関係性を生み、様々なシーンを創出している。
又、壁面により回遊性の有るゾーニングとなった各エリアに、段差のあるコールドブッフェカウンター、厨房と一体となったホットブッフェカウンター、
風景を映し込む水盤カウンター、2つの機能を持ったエントランスカウンター等、特徴を持った什器を配する事で、一目で分かる各エリアの特徴を生み、
様々なエリアを回遊する楽しみを演出している。ビュッフェレストランとしてのアミューズメントパークの様な側面を持ちつつ、
歴史や物を大事に受け継いでゆく「老舗にあって老舗にあらず」という「鈴廣」ならではの空間が出来たと思う。